下肢静脈瘤の原因・症状と対処法(マッサージ)

静脈瘤は、身体の表面近くにある静脈に血液が停滞することによあって、血液が盛り上がる疾患です。
最も発症しやすいのが足で、すねの裏側などに紫色の曲がりくねった筋が浮かび上がって見えます。

静脈瘤が起こる原因の一つに、静脈弁の故障があげられます。
心臓から出発する動脈血は、心臓のポンプの働きで強く押し出されるため、逆流する心配はありません。

一夫、重力に逆らって心臓へ戻る静脈血は、逆流するおそれがあります。
そのため静脈に逆流を防ぐ弁がつくています。
この、静脈弁が故障して血液が逆流したら、血栓(血液のかたまり)が静脈を詰まらせてしまったりすると、血液は心臓へ戻ることができなくなって、静脈内にとどまります。
血液がたまると血管は横に広がって太くなり、やがて盛り上がって蛇行するようになります。

下肢静脈瘤は女性に多く、特に立ち仕事に関わる人に目立ちます。
長時間立ったままでいると、重力の法則にしたがって血液は下方にたまりがちになり、静脈弁の働きが悪くなって進行します。
下肢静脈瘤が生じても自覚症状がない場合もありますが、足のだるさや痛みなどの不快症状に悩まされる人も少なくありません。

また、妊娠中も下肢静脈瘤が起こりやすくなります。
妊娠が進んで子宮が大きくなると、腹腔内圧(おなかの中の圧)が上がったり、足の付け根の静脈を圧迫したりして血流が悪くなるからです。

静脈瘤におすすめなのは、血管拡張作用が期待できるサイプレス、血管を拡張し血流を促すとされるレモン、腎臓からの尿の排泄を促し、むくみを予防するとされるジュニパー、血管の補強を期待できるゼラニウムなどがあります。

これらのアロマを組み合わせてキャリアオイルで稀釈しマッサージを行いましょう。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

アロマサロンALCでは、「日本心理学会認定心理士」で「精神保健福祉士」でもあるアロマセラピストが、現場経験を通したストレスケアに海外の専門家に学んだ施術を組み合わせながら、お一人おひとりの状態に合わせた心と身体のケアをさせていただいております。

※精神保健福祉士とは心のケアの国家資格で医療チームに導入された専門職です。
(日本精神保健福祉士協会HPより:http://www.japsw.or.jp/psw/index.htm#1)

問い合わせ