花粉症の人口は年々増加傾向にあり、大人ばかりか子どもの花粉症もめずらしくありません。
多くの方が悩まれるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状は、鼻や目の粘膜に侵入してきた花粉症に対するアレルギー反応です。
花粉症にかかる方は複数の物質に反応しやすく、年間を通して気管支ぜんぞくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に悩まされる方もいらっしゃいます。
花粉症の治療薬には、抗炎症物質であるヒスタミンの分泌を抑制する抗アレルギー剤や、ヒスタミン作用を阻害する抗ヒスタミン剤、漢方薬などがあります。
以前の抗アレルギー剤やヒスタミン剤は、眠気などの副作用をともなうものもあり敬遠する方もいらっしゃいましたが、細菌は眠くならないタイプもあります。
しかし、薬の効き目が悪い、薬を使いたくないという方のご相談には、アロマテラピーを行っていただいております。
アロマテラピーで花粉症を完治させることはできませんが、症状をおさえられた方はたくさんいらっしゃり、活用する価値は十分にあります。
花粉症には、ユーカリラジアタ、ペパーミント、カモミールローマン、ラベンダーなどがおススメです。
なかでもユーカリラジアタは、がんこな鼻づまりで悩む方におすすめします。
ユーカリラジアタに含まれる「1.8シネオール」は、鼻粘膜の炎症をおさえる作用があると言われ、鼻の通りをよくして、鼻の奥の閉塞感も取れやすくなるでしょう!
カモミールローマンには抗アレルギー作用が期待できます。
花粉症に関しては主婦の方(40代・静岡市)の方からご相談を受けたことがあります。
「娘(8歳)が花粉症で鼻づまりが強く寝ている時にも鼻をさわってしまうため、朝起きると鼻血だらけになっていることもあり。辛そうでなんとかしたい・・・。」とのことで、アロマを使った方法をお伝えしたところ「楽になったみたい!」とのお言葉をいただきました。
アロマテラピーを使うことで辛い症状でお悩みの方が少しでも楽になれれば幸いです。
◆暮らしに生かす使い方◆
(1)ティッシュ1枚でアロマテラピー!
➀まずティッシュに上記のアロマを3滴ほどたらします。
➁片方の鼻の穴を指で押さえ、もう一方の鼻に➀を近づけ深呼吸をするように3回ゆっくりと呼吸をします。
➂もう一方の鼻も同様に行ってください。
(2)マスクにたらして☆
マスクにアロマをたらして使用してもいいでしょう!
ただしアロマが直接皮膚にふれると炎症を起こすこともありますので、アロマが皮膚に触れないところにたらしながら、十分にご注意の上ご自身で調整しながら行ってください。