更年期障害の症状(のぼせ・発汗・イライラ・自律神経の乱れ)と対策

閉経を挟んだ前後10年間ほどの期間を更年期と呼び、この期間に起こる不快症状を更年期障害といいます。
更年期は、女性ホルモンのエストロゲンの減少が密接に関わっています。

エストロゲンが不足すると、脳の下垂体は卵巣の機能を回復させようとして、卵巣刺激ホルモンを大量に分泌します。
それは下垂体の近くにある視床下部を混乱させ、視床下部が調整している自律神経の働きも乱して、のぼせ、発汗、動悸、めまいなどの症状を引き起こします。
加えて更年期では、不安や抑うつ、記憶力低下などの精神神経症状も生じやすくなります。

アロマには女性ホルモンと似た働きをするものもあります。
ホルモンを補ったり、ホルモンバランスを整えたりすることが期待できるので、補助療法として取り入れる価値は十分にあります。
血液検査でもアロマテラピーでエストロゲンが増えることが確認されています。

精神神経症状に良いのは、脳の興奮をさえ鎮静作用があると言われるラベンダー、クラリセージ、オレンジスイートなどです。
こららを併せて用いることで、不眠やイライラ、不安がやわらぎ穏やかな精神状態につながるでしょう。

また、交感神経の過度な興奮をおさえるとされるネロリなども抑うつの改善に効果が期待できます。

のぼせや発汗、動悸、めまいなど自律神経失調症の改善には、ゼラニウムなどを用います。
ゼラニウムは副腎皮質という臓器を刺激してホルモンバランスを調整すると言われ、更年期障害全般にわたってお勧めのアロマです。

動悸やまめいには、自律神経のバランスを整えるとされるイランイラン、中枢神経の興奮をおさえ鎮静作用や血液を正常にするとされるマンダリン、神経の高ぶりをおさえ心身の緊張をおさえるとされるプチグレン、鎮静効果が期待でき心身をリラックスさせるクラリセージが良いでしょう。

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アロマサロンALCでは、「日本心理学会認定心理士」で「精神保健福祉士」でもあるアロマセラピストが、現場経験を通したストレスケアに海外の専門家に学んだ施術を組み合わせながら、お一人おひとりの状態に合わせた心と身体のケアをさせていただいております。

※精神保健福祉士とは心のケアの国家資格で医療チームに導入された専門職です。
(日本精神保健福祉士協会HPより:http://www.japsw.or.jp/psw/index.htm#1)

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